鶴見海子
「もっと勉強したい」と、当院へ入職した。
毎日が勉強という状況にやりがいを感じる。
鶴見海子
2017年入職
高校時代から医療や福祉の分野で働きたいと考え、臨床心理士になれる大学を志すも挫折。文系の大学へ進学するも、諦めきれずに一般企業へ就職して2年間勤務して貯金し、改めて北海道文教大学へ進学。作業療法士の資格を取得し、療養型病院を経て当院へ入職。
新しいことを学ぶには当院が魅力的に映った
医療・福祉の分野で働きたいという気持ちが強く、改めて大学へ進もうと考えた際に、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士のことを詳しく調べました。その中で一番興味を引かれたのが作業療法士で、たとえば「歯を磨く」といった日常的な動作でも細かく分析するところに面白さを感じました。大学卒業後に最初に働いたのが療養期の病院で、約6年勤めました。療養期の病院ですと、そこで長く過ごされる患者さんが多く、作業療法士としては患者さんのQOLを第一に考えたリハビリを心がけていました。それはそれでよい経験だったのですが、私としては「新しいことが学びたい」という気持ちが強くなり、そこで急性期にも対応し、がんのリハビリテーションも行っている当院が魅力的に映ったのです。
急性期のリハビリならではのことがたくさんある
当院に来て、やはり療養期と急性期ではリハビリの内容が大きく違う、ということを痛感しています。まず一番の違いは、目指すものが患者さんの早期退院であること。患者さんが退院できない要因は何か、をできるだけ早くつかむため、患者さんの状態の評価をし、必要なリハビリは機能訓練なのか、筋力訓練なのか、歩行訓練なのか、といったリハビリのプログラムを考える。そして状態が上がってきたら、退院していただけるタイミングはいつがいいかという判断や、退院後にご自宅で過ごされる中で必要なサービスの検討やご家族への指導といった帰宅後の環境調整も私たちが行います。こうした業務の全てにスピード感を持った対応が求められるのも、急性期のリハビリならではだと感じています。
毎日が勉強という状況自体がやりがいになっている
急性期の病院に来て、見るもの体験するもの全てが新鮮で、毎日が勉強という状況に置かれていること自体が、私にとって大きなやりがいになっています。がんのリハビリテーションも経験させてもらっているのですが、患者さんから「リハビリの人がいてくれてよかった」と声をかけていただく機会が多く、そんな言葉の数々も私の励みになっています。退院の時期について、私が判断したタイミングに患者さんやご家族の方が納得していただき、よい判断ができた時などには達成感を感じられたりもします。うまくいかないことももちろんありますが、患者さんと接している間は常にベストを尽くすという姿勢で臨んでいるので、後悔することはありません。やること全てに、やりがいが感じられる毎日です。
一緒にリハビリ部門をつくっていける仲間がほしい
2017年8月に2つの病院が統合されるなど、当院は今まさに変革期であり、過渡期であると、作業療法士として働きながらも感じています。これからリハビリ部門の存在感も高まる予感がしますし、規模も大きくなっていくと思われます。そのプロセスでよりよいリハビリ部門につくっていくのは、一人ひとりのスタッフの力にかかっていると思います。これから入職してくる人たちにも、一緒につくっていこうと考えてもらえるといいですね。それに現在のリハビリ部門にはいろんなキャリアの人たちが集まっていて勉強になることも多いですし、雰囲気が明るくて相談もしやすい環境です。働きやすい環境のもとで、一緒にリハビリ部門を盛り上げていける仲間が増えるといいな、と思っています。
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