ご挨拶
~心のこもった思いやりのある看護をめざして~
患者さんのために、私たちは何ができるのだろうか?看護師一人一人ができることは、とても小さく限られているかもしれません。でも、患者さんのためにできること。その関心を持ち続けることが大切だと思っています。
そのためには、日々のかかわりの中で、その人の想いを感じ、何を求めているかをキャッチする。そんな感性をもった看護師を育て、心のこもった思いやりのある看護をめざしています。
また、一人一人の努力が形となり、医療チームの一員として、看護全体の力が発揮できるように、取り組んでいきます。
看護部長 武田 かおり
看護理念
私たちは、生命の倫理と尊厳を重くうけとめ心のこもった、思いやりのある看護を提供します。
私たちは、医療環境を整え、安全で安楽な看護を提供します。
看護方針
患者さんの人権を尊重し、安心できる看護の提供に努める
安全で快適な医療環境を整え、誠意を持って対応する
地域との連携を深め、継続した看護を提供する
専門職としての誇りをもち、自己啓発に努める
豊かな感性と広い視野で思考できる自律した人材を育成する
業務内容
外来
外来は消化器疾患とがんを中心とした診療を行い、地域に密着した医療の展開を目指しています。
総合診療科では、かかりつけ医的な診療から必要な場合に専門医療へと流れをつくり、様々な専門外来(腫瘍科・セカンドオピニオン外来・ストーマ外来)も充実しています。また、がんの補助療法である「温熱」についてのご相談にも応じておりますので、お気軽にお問合せください。
手術室・内視鏡室
手術は消化器疾患を中心として年間約340件、内視鏡(検査・治療)は年間約1400件行われています。
手術・内視鏡ともに、患者さん一人一人に寄り添った、安心・安全・安楽な看護を提供できるよう努めています。
常に、臨床工学技士とのスムーズな連携により、質の高い看護の提供を目指しています。
3階病棟
3階病棟は38床の感染病棟です。
感染伝播が起こり得る場面では、2人1組でチェックリストを用いてPPEを実施します。
適切なタイミングでの着脱を徹底するとともに無意識のうちに感染症を持ち出すことを防いでいます。
4階病棟
4階病棟は52床の消化器・呼吸器疾患を中心とした一般外科・内科、整形外科のリハビリ期、温熱療法、化学療法、緩和ケアなど様々な患者さんの看護をしています。
手術には病棟の看護師が入るため、術前・術中・術後を通して診ることができます。
また、患者さんには「病棟の看護師さんが手術室に関わっていたので、安心した」との声も聞かれています。「安心安全な看護」「個別性を重視した看護」をモットーに、患者さん、家族の気持ちに寄り添う看護を目指し、チーム一丸となって取り組んでいます。
5階病棟
4階病棟は52床の消化器・呼吸器疾患を中心とした一般外科・内科、整形外科のリハビリ期、温熱療法、化学療法、5階病棟は35床で、平成31年2月から地域包括ケア病棟となりました。
急性期の治療を終えた患者さんが、ご自宅や介護施設へ復帰できるように必要な支援を提供する病棟です。
早期退院に不安があり、リハビリや治療継続することで、安心して社会復帰できるように退院支援や退院後のケアについてサポートさせて頂きます。
看護体制
一般病棟(急性期病棟、地域包括病棟)
10:1入院基本料
看護単位 4単位
外来・手術室・病棟(3階 38床/4階 52床/5階 35床)
2交代制
日勤 8:45~17:15
夜勤 16:45~翌 9:00
看護部委員会活動
安全管理(小)委員会
院内の安全管理委員会との連携をはかっています。報告書の内容から、シェル分析を行い、具体的な対策を立てています。各部署、KYT(危険予知トレーニング)を行ない、事故防止に努めています。
感染対策委員会
院内の感染対策委員会との連携をはかり、標準予防策、感染対策の直接指導を行っています。
記録検討委員会
主に、看護記録や計画などの作成や監査を実施しています。
業務改善委員会
業務の適正化。効率化などを検討し、看護の質向上に努めています。看護基準書・手順書の作成や見直し、活用の推進をしています。
看護部教育委員会
看護部の教育目標に沿った、年間の教育計画を作成しています。
研修内容の企画・検討・実施をしています。
必要度委員会
必要度研修の企画、必要度の監査を実施しています。
褥瘡委員会
院内の褥瘡予防に努め、適切な処置の選択を行い早期に治癒過程が図れるよう取り組んでいます。
NST委員会
新規介入者の検討、介入患者の栄養状態の確認、指導、提言を行っています。
教育体制
教育目標
看護職に必要な倫理観を学ぶ
標準看護計画に基づいた看護過程の実践と評価及びフォーカスチャートを用いた記録ができるように支援する
患者さんと看護目標や看護計画が共有できるように支援する
患者さんの意思決定を支援し、看護師のインフォームドコンセントが正しく実施できるように支援する
新人看護師への支援・教育体制
新人看護師が一人一人自分らしく、責任と誇りをもって看護の力を発揮できるように様々な支援をしています。
プリセプターシップ
入職1年目の方の看護師にはプリセプター(経験3年目以上の先輩看護師)がついています。段階的な年間計画に基づいて指導にあたっています。
*夜勤開始は、就職後3ヶ月から半年後を目指しています。
中途採用職員への支援・教育体制
当院へは、様々な経験を積まれた看護師の中途採用者がいます。
様々な看護師経験の中から、
「やっぱり、急性期の看護がしたい」と明確な目的をもってこられる方もいれば、
「消化器疾患の看護は初めて、私にできるだろうか」
と不安をかかえている方もいます。
中途採用職員の全員が、安心して業務習得ができるように以下のように支援いたします。
急性期や、消化器系の看護が初めての方へは、1年間プリセプターをつけています。
夜勤開始は必ずマンツーマンでフォロー(おおよそ3回目から1人立ち)
院内研修や院外研修の支援体制があります。
定期的な面談を設けて、既卒者ならではの悩みを解決しています。