金田明子
現在ニーズが高い嚥下障害への対応が学べる。
リハビリ部門の体制整備にも関われる。面白い。
金田明子
2017年入職
札幌医療科学専門学校(現・札幌医学技術福祉歯科専門学校)を卒業し、言語聴覚士の資格を取得。学校の紹介で入職した病院で2年間勤務の後、リハビリテーション部門で長い実績のある総合病院に移り、9年あまり勤務。その頃の後輩の誘いを受け、当院へ入職。
高校の授業で言語聴覚士という仕事の存在を知った
「言語聴覚士になりたい」と思ったきっかけは、高校時代の総合学習の授業と担任の先生との進路相談でした。当時の私は「ベビーシッターになりたい」「保育士になりたい」と将来をイメージしていたのですが、担任の先生から「教え子に『言語聴覚士』になった子がいる」と教えられ、「言語聴覚士って何だ?」と興味を持ちました。それとほぼ時を同じくして、総合学習の時間に障がいを持つ方から学ぶ授業があり、「言語聴覚士」への関心が高まりました。当時は言語聴覚士が正式な資格になったばかりの頃で、需要と供給のバランスが成り立っていないということも知り、これはやってみたいと思ってその頃まだ北海道に二つしかなかった言語聴覚士を目指す専門学校に進学を決めました。
自分が必要な患者さんのいる場所で働きたかった
当院の前に勤務していた病院では、神経内科疾患を中心に良い経験をさせてもらいました。当院への入職のきっかけは、前職の病院で一緒に働いていた後輩が先に当院へ入職し、「言語聴覚士がいないから来てもらえないか」と求められたことでした。「需要と供給のバランスが成り立っていない」ということを知って言語聴覚士を目指した私としては、前職の病院には私以外にも言語聴覚士の人はいましたし、その誘いを受けて当院へ移ることに対して迷いはありませんでしたね。
嚥下障害への対応経験はどんな職場でも役立つと思う
言語聴覚士の仕事は、たとえば言語障害や構音障害、嚥下障害といった各種の障害の原因を探り、それを改善していくために環境調整を行ったり、機能訓練やストレッチなどのプログラムを組んで実践する、というものです。前職の病院には診療科に神経内科があったこともあり、多様な障害に対応する機会が得られました。当院に移ってからは、ご高齢の患者さんが多いこともあって嚥下障害への対応が中心になっています。その原因は加齢によるものだったり、認知症を発症したことに伴ってのものだったりするのですが、高齢化社会の進行によって嚥下障害への対応は、今後さらに高まるものと思われます。そういう意味では、急性期病院としての役割を担っている当院で言語聴覚士のニーズを感じます。
当院ならではのリハビリ部門を一緒につくってほしい
当院では現在、言語聴覚士の人材が不足しています。リハビリテーション部門で言語聴覚士が対応する体制づくりを今まさに進めているところで、嚥下造影検査(VF)の装置も新たに導入したばかり、というような状況です。言語聴覚士が下す評価の精度をより一層高め、品質の高いリハビリテーションのプログラムを構築できるような体制づくりに、これから入職する方々にも積極的に関わってもらいたい。まだまだ整えていかないといけないことはたくさんありますが、一緒に当院ならではのリハビリテーション部門をつくっていっていただけたら、と思っています。
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