睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り睡眠中に呼吸が止まり、それによって日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。この疾患を放置し続けると昼間の眠気や集中力の低下を招くだけでなく、居眠り運転による重大な交通事故や生命に関わる労働災害などに繋がりかねません。さらには、高血圧・脳梗塞・心筋梗塞・狭心症などの循環器疾患に関与しているとされます。

外来診療

睡眠時無呼吸症候群外来は、完全予約制でございます。

診療時間

毎週月曜日・火曜日

  • 受付時間:12:30~16:30
  • 診療時間:13:30~17:00

担当医

森和久医師

原因と症状

主な原因である肥満に、顎が小さいことや扁桃(へんとう)肥大なども加わって、睡眠中にのどの空気の通り道(上気道)は狭くなり、さらにはふさがってしまいます。その際、いびきの症状は必ず起こります。
良質な睡眠がとれないために目覚めが悪く、昼間に強烈な眠気やだるさが生じ、集中力が低下します。

覚醒時

  • しばしば居眠りをする
  • 記憶力・集中力の低下
  • 性格が変化する
  • 体を動かす時に息切れする
  • 性欲がなくなる

睡眠時

  • いびきをかく
  • 息が止まる
  • 呼吸が乱れる
  • 息が苦しくて目が覚める
  • 何度も目をさまし、トイレへ

診療の流れ

予約

  • お問い合わせ・予約は、お電話にてお受けしております。
  • 「睡眠時無呼吸症候群外来」について説明いたしますので、ご了解いただいたうえで、受診されるようお願いいたしております。
  • 専門医師との調整が必要ですので、時間を要する場合がございます。予めご了承下さい。

電話:011-893-7000(代)
受付時間:8時45分~16時30分(月~金)

検査

睡眠時無呼吸の診断には、睡眠中の呼吸の観察が必要です。
ご自宅で行う簡易検査もありますが、正確な診断と治療方針の決定には、一泊入院して行う終夜睡眠ポリグラフ検査が必要です。

睡眠時無呼吸症候群診療の流れ

治療

重症度の高い方には、睡眠中の気道の閉塞を防ぐ治療法(CPAP:シーパップ)を行います。これ治療法は、就寝時に鼻に装着したマスクに圧を加えた空気を送り込むもので、安全で長期効果も優れています。耳鼻咽喉科の手術が適している方もいます。軽症の方はマウスピースで治療します。

予防

太らないように、カロリーの取り過ぎや運動不足に注意するほか、寝る前の飲酒も控えましょう。