高橋里依

「がんのリハビリテーション」がやりたい。
だから私は当院への入職に迷いはなかった

高橋里依
2014年入職
中学時代にバスケットボールで前十字靭帯断裂を負い、手術。その後のリハビリを担当した理学療法士に憧れ、進学を試みるも受験に失敗。四年制大学へ進学したが理学療法士への想いは捨てきれず、大学中退後、札幌医療リハビリ専門学校進学。卒業後、当院へ入職。

高橋里依

歯科衛生士の姉のような経験がしてみたかった

当院へ入職しようと思ったきっかけは、「がんのリハビリテーション」に興味を持ったことでした。専門学校に在学中、就活を進める中で「がんのリハビリテーション」の存在を知り、実践できるところを探していたのですが、近年注目されるようになった分野だったため、それほど存在はしませんでした。そこで学校に相談したところ、当院を紹介されました。なぜそんなに興味を感じたかというと、歯科衛生士の姉が当時口腔外科で働いており、がん患者さんとの関わりの中で患者さんやご家族からとても感謝されたという話を聞いたからでした。私も理学療法士になって、姉のような経験ができる仕事がしてみたい、と強く思ったのが大きなきっかけとなりました。

体だけでなく、心のケアも行う

「がんのリハビリテーション」というのは、がんの進行状況に応じて実施するリハビリテーションの内容が変わってきます。初期段階であれば運動療法を積極的に行って能力の回復や維持を図り、抗がん剤治療の副作用で生じる倦怠感などは運動することによって改善されることもある、と言われています。緩和ケアの段階に入った患者さんに対しては、残された能力をうまく活かしながら、できる限りのADLを実現することを目指したり、疼痛などの症状緩和や精神面のサポートとして患者さんご本人やご家族のお話を傾聴するなど「心のケア」にも取り組みます。患者さんやそのご家族は、最期をどのように迎えたいのか。ご自宅へ帰りたいのか、病院で看取られたいのか、お気持ちをうかがったり、他部門のスタッフと常に情報共有しながら、その方向性を決めるのも私たちの大切な仕事です。

何もできなかった、入職1年目の強烈な思い出

入職して1年目、まだ右も左もわからない未熟な頃に、初めて「がんのリハビリテーション」を担当させていただいたことがありました。その患者さんは結果的にお亡くなりになってしまったのですが、一度その方から「俺、死ぬのかな」と言われ、何も返せなかった自分がいたことを鮮明に覚えています。亡くなられた後、「自宅へ帰りたかったのでは」「もっとこうしてあげれば」といった思いが頭の中をぐるぐるしていたところ、ご家族の方がお礼をしに私に会いに来てくれました。「何もできなかった」という思いが強く、私は思わず泣いてしまいました。私の方が元気づけなくてはいけないのに、ご家族の方から「ありがとう」と励まされました。私の中で、決して忘れられない記憶として残っています。

多様な患者さんがいるからいろんな経験ができる

当院は主に急性期の病院ですが、幅広い病期の患者さんが入院されているので、「がんのリハビリテーション」の経験ができるのはもちろんですが、多様な患者さんへの対応が経験できると思います。1日あたり10名前後の患者さんに対応しますが、だいたいPTとOT(必要に応じてST)がペアになって対応するようにしています。患者さんは入院されている方もいれば外来で来られる方もおり、帰る先もご自宅だったり施設だったりとまちまちです。さまざまな患者さんに対応しているので、他部署との連携も頻繁に行われますが、スムーズなコミュニケーションが取れる環境なのでストレスはありません。またリハビリテーションのメニューづくりや進め方はそれぞれに任されているため、自由度が高い環境だと思います。

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